「三井アウトレットパーク木更津」の初売りに潜入取材! エディターの戦利品とは
あけましておめでとうございます! 『GQ JAPAN』のエディターが人気のショッピング・スポットの初売りに潜入取材。第3弾では「三井アウトレットパーク木更津」へ! ジュニア・デジタル・エディターの近藤玲央名がリポートする。 【写真を見る】8点の購入アイテム&初売りのようす
変化の年、2020
元日初売りに向かう数時間前、2021年を迎えた瞬間は慌ただしかった。『GQ JAPAN』ウェブでの紅白歌合戦衣装レポートを担当したのだが、自宅にテレビがないため、当日に予約した新大久保の1泊4000円ほどの安宿でひとり、テレビに映るミュージシャンたちに釘付けになりつつ、血眼になり各出演者の衣装を調べていた。日本語、韓国語、英語での明るい新年の挨拶が通り沿いから聞こえてくるなか原稿を書き終え、午前2時ころには就寝。その後、室内の暖房が突如消え、寒さのあまり5時半に目が覚めてしまった。 8時過ぎに車に乗り込み、渋谷付近から「三井アウトレットパーク木更津」へ向かう。昨年の初売り取材のさいは大渋滞に見舞われたが、今年は新型コロナウイルスの影響か高速道路はかなり空いており、オープン直後の9時過ぎには到着したのだった。この時点では、人はまばらでソーシャルディスタンスを保ちながら、ゆったり買い物が出来た。各店舗に消毒用のジェルが備えられ、入り口で検温をおこなう店舗もあり、人がごった返していた昨年の同日を思い返し、たった1年で日常が様変わりしたことを再認識させられた。加えて、いまの私は、これまでまったく興味のなかったホームグッズが欲しい。コロナ禍でリモートワークが生活の中心になったからこそだ。 そんなことを考えながらパークの中を歩いていると、先輩エディター・稲垣邦康さんが入り口付近にあった彼の偏愛ブランド「バルマン」に吸い込まれていった。ダメージ加工された“ロゴドン”なニットを即断即決。流石の買いっぷりだ。その後も、稲垣さんは「フラン フラン」でハンドマッサージャー、「フレッド ペリー」で真っ赤な光沢のあるコート、「ディースクエアード」で中綿いりのコーチジャケット、そして「グッチ」でトラックパンツを購入していた。その間、いっぽうの私は「フラン フラン」でミニサイズの加湿器を買ったのみ。笑顔で高額商品をドカドカ買い物する姿を見て、先輩の思い切りのよさには見習うべきところもあるかも、と思った。