とんねるずの復権はあるか? フジ新社長に「小港さん」港浩一氏内定で
地上波で姿を見かける機会がすっかり減ったとんねるずが、息を吹き返すかもしれない。フジテレビは18日、金光修社長(67才)の後任として、共同テレビ社長の港浩一氏(70才)が社長に就任が内定したことを発表。港氏は数々の人気バラエティ番組を手掛け、木梨憲武(60才)が「小港さん」としてモノマネした人物としても知られている。 【写真12枚】西麻布でデートする木梨憲武と安田成美の仲睦まじい姿
「港氏は、石橋貴明が『ダーイシ』という名でモノマネしていたフジテレビの名物プロデューサー・石田弘氏の一番弟子。『夕やけニャンニャン』『オールナイトフジ』『とんねるずのみなさんのおかげです』など、数多くの人気番組を手掛けてきた人物です。 バラエティ班のエースとして順調に出世街道を歩んできたものの、2013年に起きた『ほこ×たて』のヤラセ問題で処分を受け、出世レースからは一旦脱落。しかしフジテレビは近年“短期政権”が続いていて、昨年社長に就任した金光氏もわずか1年で退くことになり、師匠の石田氏も届かなかった社長の椅子に座ることになりました。 今回の人事では、『東京ラブストーリー』『101回目のプロポーズ』『愛という名のもとに』など、いくつもの大ヒットドラマを手掛けてきた太田亮氏が専務に昇格し、編成を担当することも発表されており、フジの黄金期を知る2人が舵取りを任される態勢になります」(キー局関係者) フジテレビが「楽しくなければテレビじゃない」というキャッチフレーズでこの世の春を謳歌したのは、もう遥か昔のこと。視聴率低下に歯止めが掛からず、「振り向けばテレ東」と呼ばれる状態だが、港氏といえば誰もが思い浮かべるのがとんねるずだ。 2018年に『とんねるずのみなさんのおかげでした』が終了し、ゴールデンのレギュラーを失ったとんねるずだが、その知名度は圧倒的。ジリ貧状態脱出の救世主として、彼らに声を掛けることは考えられる。
「年始恒例の『とんねるずのスポーツ王は俺だ』(テレビ朝日系)は今年もまずまずの視聴率を記録しましたし、昨年12月に放送された『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(フジテレビ系)は、同枠1位の数字をマーク。フジテレビのバラエティ番組が1位になるのは久々で、局内は大いに沸き立ちました。 石橋はYouTubeの登録者数が166万人(5月24日時点)に達し、ラジオやネット配信など、新たな活躍の場を見つけていますが、常日頃から“もう1度テレビで勝負したい”と話しており、港氏の社長就任は絶好のチャンス。若者のテレビ離れが進み、とんねるずがど真ん中の世代がテレビ視聴者の中心になっているだけに、港氏が彼らと何かを仕掛ける可能性は十分にあるでしょう」(民放バラエティ番組制作関係者) 港氏の社長就任に際しては、明石家さんまが「(使われそうなのは)とんねるずになるやろなあ」と発言。芸人仲間からも“とんねるず復活”の声は上がっているようだが、実際どうなるのだろうか。芸能関係者がいう。 「2018年に『みなさんのおかげでした』を打ち切りにしたのは、数字が落ちたのが最大の原因ですが、とんねるずの高額なギャラも問題でした。厳しい経営状態が続く中で出した苦渋の決断が、とんねるずとの決別。それなのにとんねるずを再起用すれば、それは“逆戻り”に他なりません。 とんねるずは良くも悪くもフジテレビの象徴のような存在。彼らの真骨頂は、たっぷりお金と時間を掛けて作ったスケールの大きなお笑い番組ですが、社内が何度も早期退職を募っている状況で、そんな番組を作るのはなかなか難しい。仮に港氏が動かなくても、周囲が新社長に忖度してとんねるずを使おうとするかもしれませんが、局内で反発の声が出ないためには、ギャラと制作費を相当絞る形になるでしょう」(芸能関係者) 新番組名は“港さんのおかげです”に決まり?