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2次補正予算案~未だ「補填するお金」にしかならない実態

配信

ニッポン放送

1ヵ月遅い~2次補正も「補填するお金」になってしまう実態

鈴木)そうですね。第3次補正をせずに、この10兆円の予備を使う。そして当然、年度予算も最初に組んでいるものがありますから、こういうものと組み合わせる。だからいっぱいいっぱいで出して来たのかなという想像ができます。だけど1次、2次補正が遅かっただけに、緊急事態宣言を解除して前へ進もうという段階なのだけれど、今回組まれている予算の中身はやはりまだ輸血と言っていいのか、「コロナの損失を補填する質のお金」になっているのですよね。本当なら緊急事態宣言を解除するときには、いままでの損失を埋めてあげていなければいけませんでした。そして解除と同時に、今度はその次の、前向きの予算に行けばいいのだけれど、未だに、いまの予算は損失補償に使われています。やはり遅いですよね。とにかく、損失補償の分がみんなのところへ速やかに届いていなかったということは、非常に問題だし、大きいと思うのです。 飯田)今回も雇用調整助成金の積み増しであったり、あるいは家賃補助であったり、財務基盤の強化というところで官民ファンドを資金注入したり、劣後ローンを組んだり。前々から言われていたことですが、「1ヵ月早かったらな」というところがあります。 鈴木)1周遅れなのですよね。これが1次に入っていればよかったのですが、特に家賃などは緊急事態宣言を出す4月7日辺りから想像できることです。しかも家賃というのは前払いでしょう。1ヵ月くらいは何とかどこかから借りてしのいでも、次の月からは難しくなる。翌月の支払いは1ヵ月前に来るわけだから、家賃補助も1ヵ月早く手元へ来るようにしてあげなければいけませんでした。それがいまからということになると、手元に入るのは7月か8月ということになり、この間にも潰れてしまうのが実態です。そういうものをどういう形でつなげることができるのか、融資ができるのか。ある人が言っていたけれど、金融機関に借りようと行っても、金融機関の窓口はものすごい人が並んで、いつ出るのかと聞くと「1ヵ月かかります」と言われる。解除されたのは前向きな一歩なのだけれど、実態はずっと遅れているので、これをどうするのか考えなければいけません。

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