国宝級ADULTイケメン【町田啓太】「友達から発展する恋は憧れ」
理想の彼氏から冴えない男子、オタク、イケ好かないイケメン、可愛い天然系まで、とにかく幅広い役を演じてきている町田啓太さん。一見、クラシックな正統派イケメンなのに、不思議とどんなキャラクターもマッチしてしまう。好奇心を絶やさず、常にフレッシュに物事にのめり込んでいく。これまでもそうやって、“町田啓太”を更新し続けてきた。クラシックだけどいつもフレッシュな男、その甘いマスクと気になるナカミを解剖してみた♡ 【写真】大人の色気たっぷりな町田さんの未公開ショットを見る
人の話を聞いているようで聞いていないし、納得しているようで全くしていない(笑)
6月3日公開の、水谷豊監督の映画『太陽とボレロ』に出演させていただきました。クラシックを愛する人たちを描いた作品なのですが、ちょっとコミカルに人間模様が描かれていて。完成作品を見たとき、ひとりでクスクス笑っていたら、まわりで見ていた方たちもそれぞれのポイントでクスクス笑っているんですよ。それがだんだんと同じポイントで笑い始め、最後は全く同じところでワハハ!と大笑いしていました。まさに試写会場でもオーケストラが演奏されているような状態になっていましたね。それぐらい、年齢、性別、感性に関係なく、それぞれが楽しめるポイントがたくさんある作品だと思います。 僕が演じているのは、地方の交響楽団に所属する青年・田ノ浦圭介。彼は普段は中古車販売店で働いていて、気軽に愚痴ばかり言っているタイプ。大前提として音楽が大好きだけど、フラストレーションがたまっている青年、という印象を最初は抱いていたんですね。でも僕が想像していた以上に、水谷監督が圭介のキャラクターに関するアイディアをたくさんくださって。そこから、圭介ちょっとおバカだなあという部分を膨らますことができたんです。 人の話を聞いているようで聞いていなかったり、盗み聞きするときの姿勢が独特だったり。最終的に、憎めないチャーミングなキャラクターになったと思っています。僕自身も、圭介に似たところはかなりありますね。人の話を聞いているようで聞いていないところや、納得しているようで全くしていないところが。(笑)圭介に投影された“僕の感覚”というのはたくさんあると思います。人は多面的だと思うので、今後も自分の中にあるいろんな感覚をちょっとずつ広げて、役に反映していけたらいいなと思っています。