ゼレンスキー大統領、北朝鮮兵2人「捕虜に」…SNSに写真や身分証明書も投稿
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は11日、ウクライナ軍が越境攻撃を続けるロシア西部クルスク州で北朝鮮兵2人を捕虜にしたとSNSで明らかにした。北朝鮮兵を捕虜にしたことを公表したのは初めて。首都キーウに移送され、治療行為が行われているという。 【画像】北朝鮮兵が露極東の訓練場で装備品を受け取っているとされる動画
ゼレンスキー氏は、捕虜になった兵士とみられる2人の写真や、露兵を装うためとみられる露軍の身分証明書の写真もSNSに投稿した。露軍や北朝鮮兵は、ウクライナ侵略に北朝鮮が関与した証拠を残さないように通常は負傷者を殺害することから、ゼレンスキー氏は捕虜にするのは「容易ではなかった」とも書き込んだ。
ウクライナ側は北朝鮮兵について、クルスク州内に派遣された約1万1000人が露軍とともに戦闘に参加し、これまでに約4000人が死傷したと分析している。