JOJO展お待たせ 金沢21世紀美術館で30日開幕 原画150点ずらり
●漫画家・荒木さん「幸せ感じて」 北陸初開催の「荒木飛呂彦(ひろひこ)原画展 JOJO冒険の波紋」(テレビ金沢主催、北國新聞社特別協力)は30日、金沢21世紀美術館で開幕し、人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の肉筆原画や大型原画など約150点を展示する。29日のオープニング式典に登場した荒木さんは、コロナ禍で2年越しの開催となったことに触れ、「待っていてくれた金沢の方々に感謝したい。皆さんが幸せを感じるお手伝いができたらうれしい」と来場を呼び掛けた。 【写真】あいさつする荒木飛呂彦さん 「荒木飛呂彦原画展」では、35周年を迎えた連載の歩みを振り返る貴重な原画を年代ごとに並べるほか、今展に合わせて描き下ろした高さ2メートルの大型原画などが迫力たっぷりに作品世界の魅力を伝える。しいのき迎賓館ではグッズ販売も行う。 荒木さんは、金沢展のために描いたメイン作品について、尾形光琳の国宝「燕子花図(かきつばたず)」をモチーフにしていると紹介。「本当は金沢用に金箔(きんぱく)を貼りたかったけど」などと話して会場を和ませた。 会期は5月28日まで。入場料は一般1600円、大学生1200円、高校生800円、小中学生400円(予約制)。