熱中症警戒アラート 関東など今年最多の21府県に発表 今日29日(水)対象
環境省と気象庁は、今日29日(水)を対象とした熱中症警戒アラートを、今年最も多い21の府県を対象に発表しました。このうち、群馬県や愛知県、滋賀県などは、今年はじめての発表となります。 対象エリアでは特に熱中症のリスクが高くなるため、こまめな塩分・水分補給はもちろん、室内でも無理せずにエアコンを使用するなど、熱中症予防を万全に行ってください。
万全の熱中症対策を
▼熱中症警戒アラート発表 埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県 山梨県、愛知県、三重県、石川県、福井県 滋賀県、京都府、和歌山県 鳥取県、島根県、徳島県、愛媛県 大分県、長崎県、熊本県、鹿児島県、沖縄本島地方 今日29日(水)は本州上空の高いところまで高気圧に覆われるため、強い下降気流が発生して地上付近の温度が上がりやすくなります。西日本から東日本にかけての広い範囲で昨日と同じかそれ以上の暑さとなる見込みです。高温多湿の空気が流れ込むため、非常に蒸し暑くなります。 <今日29日(水)の予想最高気温> 前橋 40℃ 宇都宮 38℃ 甲府 38℃ 金沢 34℃ 名古屋 36℃ 京都 35℃ 鳥取 36℃ 熊本 34℃ など 熱中症警戒アラートの対象地域では、湿度も高く厳しい蒸し暑さとなります。暑さ指数(WBGT)が上がり、熱中症の危険性が非常に高くなるところがあるので、こまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策をしっかりと行ってください。
熱中症警戒アラートとは
熱中症警戒アラートは、予想される暑さ指数(WBGT)に応じて発表される情報で、以前発表されていた高温注意情報を置き換えたものです。2021年から全国で本運用が始まりました。 環境省と気象庁は、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ(WBGT:33以上)が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。
暑さ指数(WBGT)とは
暑さ指数(WBGT)は国際的に用いられる指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3つの要素から計算されています。 熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。
ウェザーニュース