ロシア外相、サウジ皇太子とOPECプラス協力を協議
[モスクワ 9日 ロイター] - サウジアラビアを公式訪問中のラブロフ・ロシア外相は9日、当地でムハンマド・ビン・サルマン皇太子と会談した。ロシア外務省が明らかにした。 イスラエルとパレスチナの紛争やエネルギー協力などの問題について協議したほか、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」枠組み内での継続的な協力に満足の意を表したという。 ラブロフ外相はこれに先立ち、サルマン皇太子を10月22─24日にロシア中部カザンで開催される主要新興国によるBRICS首脳会議に招待したと発表。 昨年8月、BRICSは首脳会議でサウジ、イラン、エチオピア、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、アルゼンチンの新規加盟を招請。しかし、サウジ政府関係筋は2月にロイターへの文書で、「まだ招請に応じておらず検討中だ」と説明していた。 サウジは石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」のメンバーとして石油政策を巡ってロシアと緊密に協力している。 エジプト、エチオピア、イラン、アラブ首長国連邦は1月にBRICSに加盟。アルゼンチンは加盟しないことを表明している。