9月なのに"インフル"流行?札幌の小学校では学級閉鎖も ワクチン接種は10月開始予定 手洗いうがいなど徹底を
UHB 北海道文化放送
まだ9月ですが、早くもインフルエンザ流行の兆しです。 札幌市内では夏休み明けの小学校で学級閉鎖が相次ぐなど異例の事態となっています。 札幌市中央区にある「円山ため小児科」 この日は朝から発熱などの症状で受診する子どもたちが次々と訪れていました。 こちらでは、9月に入り患者が増え始め、例年の同じ時期と比べて1.5倍近くになっているといいます。
中でも、気になるのが… 「先週2人インフルエンザの患者がいた。基本的にはインフルエンザは冬の病気だから6~9月はほとんど(患者数)ゼロに近い。今シーズンは極めて異例な状況」(円山ため小児科 多米 淳 院長)
例年11月ごろから流行が始まり、1~2月にピークを迎えるインフルエンザ。 しかし北海道内のインフルエンザの患者数は9月3日までの1週間で1医療機関当たり1.43人となり、すでに流行開始の目安とされる「1人」を上回りました。 9月4日には札幌市内の小学校2校で学級閉鎖が相次ぐ異例の事態となっています。
「きょうは熱と咳、喉の症状で来た。インフルエンザの(ワクチン)を早めに予約した。今年は打つのも早めにしようかなと」(5歳の男の子の母親) 「発熱できた。いままで通り(対策は)マスク手洗いくらいしかない。予防接種は早めにした方が良いかなと」(5歳の男の子の母親) 流行時期が例年より早まる可能性が出てきた2023年のインフルエンザ。 しかしワクチンの接種は、まだモノが届いておらずできない状況です。
円山ため小児科によりますと接種は10月から始まる予定です。 「(ワクチン接種)1、2月の流行に向けて年内にやっておけば安全かなと伝えるが、もしかすると今年はもう少し早くやった方が良いかもしれない」(円山ため小児科 多米 院長) 流行に備えて手洗い・うがいなど基本的な感染対策の徹底も重要となりそうです。
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