ウォッチとアクセサリーの最適な組み合わせを探せ!──特集「冬のファッションウォッチ大行進」
デジアナ時計の復活、小顔ウォッチ人気やサステイナブルな素材をまとった復刻モデルの登場など、ウォッチ・トレンドに変化の兆しあり! ハイ&ローな腕時計を徹底的に調査した。第2回目は「アクセサリーとウォッチ、組み合わせのコツ」編 【写真を見る】最新時計とジュエリーの組み合わせ例をチェック!
腕時計とアクセの正しい組み合わせ方
その(1) ケースカラーと合わせる──TOM FORD 時計とアクセサリーを合わせるなら、時計のケースとアクセサリーの色を合わせるのが手っ取り早い。トム フォード タイムピースのファーストコレクションは、シルバーの端正なレクタンギュラーのケースが目をひく。サイズも40×30mmとコンパクトなので、細身のブレスレットと相性がいい。「トム フォードの時計は気軽にベルトを交換できるのもいいです」とはスタイリスト稲垣友斗さんのコメント。 その(2) レザーベルトにはレザーブレスを!──HERMES 上品なレザーベルトの時計には、レザーを取り入れたアクセサリーを組み合わせるとぐっとコーディネートが引き締まる。ブラウンのベルトと40mm径のラウンドケースが品の良さを際立たせるエルメスのアルソーに、レザーとシルバーがコンビになったブレスレットを組み合わせた。重ね付けではなく、左右の手元にそれぞれ身につけるとバランスがいい。ブレスレットの色をあえて合わせない、というのも同素材だからこそまとまるのだ。 その(3) メタルウォッチの“色”を拾う──GUCCI メタルウォッチとリングを合わせるには、腕時計の“色”に気を配ろう。「ベゼルとメタルバンドのイエローゴールドがアクセントになっている“G-タイムレス”には、似た色合いのリングを選びました。アクセサリーも艶っぽさを抑えた細身のデザインが馴染みます。ピンキーリングでもいいと思います」とスタイリストの稲垣さん。寒い季節だからこそ、ボリュームのあるアウターとも相性がよさそうだ。 その(4) リングとブレスを散らして身につける──Cartier 「ウオッチとアクセサリーを重ね付けすると、たとえばブレスレットが時計の竜頭にあたったり、片方だけゴテゴテした印象になりがちです。同ブランド、同テイストのアクセサリーを左右に散らして身につけると品よくまとまります」とスタイリストの稲垣さん。カルティエのパシャに合わせたのは、ナットをモチーフにしたカルティエの「エクル ドゥ カルティエ」。ホワイトゴールドの気品ある輝きが腕元をまとめる。 その(5) チェーンは首元と腕元、そして時計で──FENDI シャツ+チェーンの組み合わせは今シーズン、注目のコーディネートだ。「ネックレスチェーンには、ブレスレットもチェーンモチーフが合います。FFロゴが特徴的な“フォーエバー フェンディ”と色合いをあわせました」とスタイリストの稲垣さん。腕元を同系色にまとめれば、ネックレスの色合いが異なっていてもはまる。シンプルなスタイリングの味付けにもってこい。
写真・高木 健史(SIGNO) スタイリング・稲垣友斗 文・岩田桂視(GQ)