豊丘村でマツタケの出荷が本格化 例年比2週間遅れも豊作に期待【長野県】
長野県豊丘村の道の駅「南信州とよおかマルシェ」で同村の秋の味覚、マツタケの出荷が本格化している。道の駅によると、これまでは連日数パック程度にとどまっていたものの、6日は約250パックが持ち込まれたという。「例年よりも2週間ほど最盛期が遅れているが、これから2週間ほどは、毎日200パック程度を販売できるのでは」と見込んでいる。 7日も多くのマツタケが並んだ。村内で採取したマツタケを出荷した同村の男性(35)は「標高の高い場所を中心に、3日ほど前から一気に出るようになってきた」と語った。「ようやく気温が下がり、雨も降ってマツタケが生育する環境が整ってきた。気温が下がり過ぎなければ11月まで採取できると思う。ここからの豊作も期待できる」と話した。 昨年の記録的な不作を受け、採取者、購入者とも今年のマツタケに対する期待が高まっている。道の駅によると6日は、マツタケを求め開店前に30人余りが列をつくった。片桐明駅長は「ようやく村を代表する秋の味覚を、たくさんの人にお届けできるようになってきた」と喜んだ。