「空庭テラス京都」宿泊客にとっての第二のリビング、「空庭テラス」。京都・東山を一望できる気持ちの良いルーフトップテラスでは、朝の光を全身に感じながら懐石弁当「古都の玉手箱」を食べることも可能。足湯が完備された座席の他に、ファイヤーピットを囲うソファ席も。

京都市屈指の繁華街・四条河原町に、「四条河原町温泉 空庭テラス京都」と「四条河原町温泉 別邸 鴨川」（運営：サンフロンティアホテルマネジメント）からなる温泉リゾートホテルが６月２０日にオープンした。 【画像】夜もまた絶景… 今回開業したのは、２つのスタイルを有する宿泊施設。和のインテリアを施したコンパクトな全１０２室の「空庭テラス京都」と、３２室すべてが自家源泉の天然露天風呂付きで鴨川ビューを見渡せる「ラグジュアリーな京都ステイ」がコンセプトの「別邸 鴨川」だ。 同施設の最大の特徴は、地上３１メートルにあるルーフトップテラス「空庭テラス」。北は平安神宮や知恩院からはじまり、歌舞伎の南座や清水寺、南は伏見桃山城までが一望できる。夕方にはルーフトップバーが開催され、ワインなどのアルコールも無料で提供される。テラスには足湯も整備され、歩き疲れた足を癒しながら絶景を楽しめる。 さらに、都会の喧騒を忘れさせるような自家源泉の天然温泉も見どころだ。地下１２００メートルから最上階まで汲み上げた天空温泉は、マグネシウム、ナトリウム、カリウムを含み、保湿効果の高い泉質。東山の大パノラマを眺望できる「八坂の湯」と自然の音と光が感じられる「庭の湯」が完備され、時間帯で男女が入れ替わる。温泉上がりには無料の「湯上がりアイス」も。 また、四季折々の京野菜や旬の魚、そして釜で炊き上げる丹波コシヒカリなど京都の美食が堪能できる「京割烹 東山」もスタンバイ。「五感で感じる京都」をコンセプトに、４０年以上にわたって実績を積んた総料理長が手がける目にも楽しい料理は必見だ。 運営会社の堀口智顕社長は、「日本の古都である京都の美しい景色を、国内外から訪れる観光客に楽しんでもらいたい。国籍やジェンダー、宗教などあらゆるギャップを乗り越えられるようなマニュアルに捉われない『バリアクラッシュなサービス』を提供できれば」と語る。 同施設では、絶好のロケーションを生かしたあらゆるアクティビティも。京都検定を保持する従業員や女将が近隣を案内しながら京都の文化や歴史を知れる６０分のツアー（無料）のほか、鴨川のほとりで楽しむ朝ヨガのクラスやオリジナル「ＭＹ香り袋」作り体験など、材料費や道具のレンタル代ワンコインから参加できる。 取材・文・写真／宮口佑香