大谷翔平効果のドジャース、驚異の数字…入場者数全体トップ・ぜいたく税162億円
30球団トップ 日本人多数
【ロサンゼルス=帯津智昭】大谷と山本が加入した今季、米大リーグで4年ぶりにワールドシリーズを制したドジャース。メジャー屈指の人気と実力を誇るチームは、グラウンド外でも鮮烈な印象を残した。 【写真】ドジャース大谷翔平42号…愛犬・デコピンが始球式に登場
大谷や山本の移籍で多くの日本人ファンが駆けつけた今季、ホーム81試合の入場者数は30球団トップの394万1251人で、球団としては2019年に次いで歴代2位の大入りだった。1試合平均で4万8657人が集まったドジャースタジアムの熱狂的なファンからは、大谷に何度も「MVPコール」が送られた。大谷は「本当にうれしかった」と振り返っている。
大リーグ公式サイトによると、ワールドシリーズを制したドジャースの選手らは、ポストシーズンの入場料から得られる分配金として1人当たり47万7441ドル(約7500万円)を受け取る。ドジャースやヤンキースといった人気チームが勝ち進んだことで例年以上の盛り上がりとなり、全体の総額は1億2910万ドルに上った。プレーオフに出場した12チームに分けられる。
一方、大リーグでは、チームの年俸総額が規定額を超えると、課徴金(ぜいたく税)を支払う必要がある。AP通信によると、今季は9球団が対象となり、高年俸の選手が多く所属しているドジャースは最も多い約1億300万ドル(約162億円)の課徴金を支払うことになった。対象となるのは4年連続となった。