コロナ禍から、やっと再開 国内クルーズ客船、沖縄県内の港に寄港 2年4カ月ぶり 宮古島市
日本クルーズ客船(大阪)が運航する神戸港発着の「ぱしふぃっく びいなす」が29日午前8時、沖縄県宮古島市の平良港に寄港した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で国内クルーズ船の県内への入港がゼロとなっていた中、2年4カ月ぶりに再開した。 「ぱしふぃっく びいなす」は乗客178人全員にPCR検査を実施するなど全員の陰性を確認。乗客らは観光バスに乗って各地に出かけた。 日本クルーズ客船の松田義則海務部次長は「医療体制が脆弱ぜいじゃくな離島になかなか寄港できなかったが、やっとできるようになった。今後も感染対策を徹底した上で、沖縄への寄港を続けたい」と話した。 30日は本部港に寄港する。 (宮古支局・當山学)