彼氏から生活費の借金が「80万円」あると告白された!「年収の3分の1以下だから」とのことだけど、本当に大丈夫なの? 確認すべきポイントを解説
彼氏から突然「80万円の借金がある」と告げられたら、驚きや不安を感じるのは当然かもしれません。いくら「年収の3分の1以下だから大丈夫」と言われても、具体的な根拠が分からないと安心できませんよね。 その借金が生活費のためだとしたら、将来の二人の生活にも影響が及びそうです。そんな際には、どのように状況を受け止め、何を確認すればいいのでしょうか? ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
総量規制とは? 借り入れの仕組み
まず押さえておきたいのが、「総量規制」というルールです。これは、貸金業法によって定められたもので、個人が借りられる金額の上限を「年収の3分の1まで」と制限しています。この仕組みは、返済能力を超えた多額の借金を防ぐために設けられました。 例えば、彼氏の年収が400万円の場合、総量規制の上限は約133万円となります。これは1社から借りられる金額ではなく、複数の金融機関からの借り入れも含めた合計額です。そのため、すでに他社から借り入れがある場合は、それを含めて計算する必要があります。 ただし、総量規制には例外もあります。住宅ローンや自動車ローン、銀行が提供するカードローンなどはこの規制の対象外です。そのため、年収の3分の1を超える借り入れが可能な場合もあるため、注意が必要です。彼氏が借金を抱えている場合、その内容が総量規制の対象かどうかを確認しておきましょう。
生活費を借金するのは「大丈夫」なのか?
生活費を借金で賄うという状況には、注意が必要です。一時的な支出や突発的なトラブルによる借金であれば、計画的に返済することで解決することもあります。しかし、日常的に生活費が収入を上回り、借金で補填(ほてん)している状態の場合は危険です。 例えば、80万円の借金を年利15%で返済する場合、毎月2万円を返済する計画では完済まで約4年半かかります。 この場合、返済金額は約112万円、利息として支払う金額は約32万円にも上ります。収入に余裕がなければ、この負担が長期間にわたって続くことになります。 さらに、生活費を借金で賄う背景には、収支バランスが崩れている問題が潜んでいる可能性があります。支出が無駄に膨らんでいる場合や、収入が安定していない場合は、根本的な生活の見直しが必要です。「生活費が足りないから借金をする」という状態が繰り返されれば、借金は雪だるま式に増え、二人の将来に深刻な影響を及ぼしかねません。