初心者でも安心! アジサイの育て方と手入れ方法
剪定するべき?
アジサイの剪定は、最もよく聞かれる質問の一つであり、答えるのが難しい。剪定は、アジサイの大きさや形を整えるのに役立つけれど、間違った時期に行うと花付きが悪くなったり、花が咲かなくなったりすることがある。 アジサイの中には、前年に伸びた枝にしか花芽をつけない種類と、当年の新芽にしか花芽をつけない種類があり、中には、両方に花芽をつける種類もあるのだ。 アジサイがどの枝に花を咲かせるのかを調べるには、品種を調べてみて。新枝咲きと呼ばれる品種は、当年生の枝に花を咲かせ、このタイプの品種は、晩冬または早春に剪定するのが適期。旧枝咲きと呼ばれる品種は、前年伸びた枝に花を咲かせ、このタイプの品種は、花が終わった直後に剪定するのがおすすめ。両枝咲きと呼ばれるものは、古枝と新枝の両方で花を咲かせる品種で、花が咲き終わった後に剪定するのがベスト!
アジサイの摘み取り
アジサイの咲き終わった花(枯れた花)をカットする“摘み取り”は、花数を増やすのに役立つ手入れ方法だけれど、必ずしも必要というわけではない。花をいくつか残しておくと、晩秋から冬の庭に彩りを添えることもできる。摘み取りと剪定は別のもので、将来の開花に影響を与えたり、植物を傷つけたりすることはない。摘み取りを行う際は、以下の手順に従って。 1.枯れた花の一番下にある正常な大きさの葉っぱまで辿る。 2.その葉から上1.5cmほどの位置で茎をカットする。
鉢植えアジサイの育て方
アジサイは鉢植えでもよく育ち、ポーチやパティオなど、スペースが限られている場所にもぴったり。鉢植えでアジサイを育てる場合、まずは鉢選びが大切だ。理想的なのは、耐寒性・耐候性のある鉢で、冬に割れたりしない丈夫なもの。また、直径は最低でも約40cm、できれば約60cm以上のものがいいだろう。このサイズの鉢に土を入れるとかなり重たくなるので、移動させたい場合は、キャスター付きの鉢を選ぶようにして。どんなアジサイでも鉢植えで育てることはできるけれど、剪定の手間を省くために、コンパクト種か矮性種を選ぶのがおすすめ。 次に、鉢に土を入れ、苗を置いたときに鉢の縁から約5cmほど下になるように土の高さを調整する。アジサイを鉢に入れ、苗の周りに土を入れて根鉢の高さまで覆う。そしてたっぷりと水を与えた後、土が下がった場合はさらに土を追加して。 鉢植えの土は、地植えのものよりも乾きやすいため、土の湿り気をこまめに確認するようにしよう。指で土の上部約2.5cmを触ってみて、乾いていたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水を与える。肥料は、地植えのアジサイと同じように与えてあげるのがいいけれど、与えすぎには要注意。 また、鉢植えのアジサイを冬に室内に移動させるのはやめて。アジサイは、気温によって休眠期に入り、翌年の開花を迎えるのだ。鉢植えのアジサイが数年経って、成長や開花しなくなった場合は、ひと回り大きな鉢に新しい土を使って植え替えるといいだろう。
original text : CHARLYNE MATTOX ※この記事は、海外のサイト『Country Livingl』で掲載されたものの翻訳版です。