【NFL】コルツQBリバースが引退、17シーズンを過ごしたNFLから退き高校のコーチへ
フィリップ・リバースがフットボールキャリアを締めくくる。NFL選手として17シーズンを過ごしたリバースが地方新聞『San Diego Union-Tribune(サンディエゴ・ユニオン・トリビューン)』のケビン・エイシーに引退の意向を明かしたのだ。エイシーに対し、「潮時かなと。今かなってね」と話したリバース。39歳のクオーターバックはインディアナポリス・コルツに移籍して最初のシーズンを終えたばかりだ。 【動画】2020年ワイルドカード:接戦を制して勝ち上がるのはコルツかビルズか
ヘッドコーチ(HC)フランク・ライクは声明の中で「フィリップはこれまでに見たことがないほど最も激しいコンペティターであり、最も忠実なチームメイトだ。リーダーとしての彼の揺るぎない信念と一流の知性が、殿堂入りの可能性を秘めたフットボールキャリアにつながったのだと思う。フィリップはわれわれの試合をより良いものにしてくれたし、ナショナル・フットボール・リーグは彼という存在に恵まれて幸運だった」と述べている。
サンディエゴとロサンゼルスを拠点にチャージャーズの一員として16年を過ごした後、2020年シーズンを前にコルツに移籍したリバースは新チームに慣れていく上でアップダウンのシーズンを経験した。それでも、プレーオフでバッファロー・ビルズに敗れたとはいえ、ベテランQBのリバースはまだ十分にプレーすることを証明したと言えよう。
引退の決断はリバースの才能が失われたからではない。
リバースは「今でも“投げられるし、プレーするのが大好きだ”と言える。だけど、それは常にあるもの。高校のフットボールをコーチするのが楽しみだ」とも語っている。
リバースは引退後、アラバマ州フェアホープのセントマイケル・カトリック高校のヘッドコーチに就任する予定だ。その計画があったことで引退を容易に決断できたという。
「(引退の)決断を支えたのは高校のフットボールコーチになるという願望が高まっていたこと。ずっとやりたかったことなんだ。その思いが強くなっていた。待ちきれないよ」