【速報】吉野神宮の重要文化財の拝殿 扉にアニメのキャラクターの落書き 警察が捜査 奈良・吉野町
奈良県吉野町にある国指定の重要文化財「吉野神宮拝殿」の木製の扉に落書きが見つかり、警察が文化財保護法違反の疑いで捜査しています。 29日正午すぎ、吉野神宮の宮司から「吉野神宮拝殿の扉に落書きがされている」と110通報がありました。 警察によりますと、午前10時半ごろ、一般拝観者を案内していた職員が、拝殿のヒノキ製の扉に、縦30センチ、横17センチの、アニメキャラクターのような模様の傷がつけられているのを発見しました。傷は硬くて鋭利なものによってつけられたとみられています。 10月中旬ごろに宮司が神殿を確認した際には傷はなかったということです。 警察は、10月中旬以降、何者かが扉に傷をつけたとみて、文化財保護法違反の疑いで付近の防犯カメラや聞き込みをするなどして捜査する方針です。 吉野山の北側にある「吉野神宮」は、室町時代初期に南朝政権を樹立した後醍醐天皇を祀る神社として明治中期に創建され、社殿は多様な神社建築の技術が活用された造りとして、国の重要文化財にも指定されています。