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市川紗椰、Netflixオリジナルアニメ『ボージャック・ホースマン』の完結に「今、私は大きな喪失感を抱いています」

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週プレNEWS

『週刊プレイボーイ』で連載中の「ライクの森」。人気モデルの市川紗椰(さや)が、自身の特殊なマニアライフを綴るコラムだ。今回は、アニメ『ボージャック・ホースマンについて語る。 * * * Netflixオリジナルアニメ『ボージャック・ホースマン』が、シーズン6をもって完結しました。今、私は大きな喪失感を抱いています。 『ボージャック...』は、日本ではあまり知られていないようですが、あの『ストレンジャー・シングス』や『ブラック・ミラー』と並ぶヒット作で、2010年代を代表するNetflix作品とも言われています。 タイトルからもわかるとおり、主人公はボージャックという馬。ほかにも猫や犬といった動物が登場するんですが、彼らは人間と同じように話し、二足歩行で生活しているという設定です。実在する人物も本人役で出てくる独特な世界です。 ボージャックは、1990年代にシットコム(シチュエーションコメディ)に出演して人気者になったものの、その後はヒット作に恵まれず、豪邸でアルコールに溺れながら生活しています。 シーズン1の前半は、ニヒルなジョークや下ネタにクスッと笑うようなブラックコメディです。『シンプソンズ』や『サウスパーク』『ファミリー・ガイ』のようなアメリカの大人向けアニメの王道路線といえます。  しかし、6話くらいから徐々に異なる様相を呈してきます。シニカルなセリフの隙間から、ボージャックたちの"変わりたくても変われない"という悲痛な心の叫びが聞こえてきて、胸が痛くなります。見ていて特につらいのは、シットコム時代の共演者の女のコとの関係です。 かつてボージャックの義理の娘を演じていた彼女は、今は汚れ仕事もするポップスターになっているんですが、実生活では薬物漬けです。彼女とボージャックの成り行きには、絶望を感じます。さらに、鬱(うつ)病や不安症、LGBT運動など現実社会とリンクしたテーマが取り入れられています。 日本にも鬱アニメとか鬱展開と呼ばれる類いのものがありますが、それとはちょっと違って、あくまで"変わりたくても変われない"登場人物たちの生き方に心をえぐられるんです。

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