G7、経済減速で対応協議 ロシア産石油の関税も焦点
【ボン共同】日米欧の先進7カ国(G7)は19日、財務相・中央銀行総裁会議をドイツ西部ボン近郊で開いた。ロシアのウクライナ侵攻に伴い減速する世界経済への対応策を協議。米国は対ロシア制裁の一環でロシア産石油に関税を課す案を欧州などに持ちかけており、その扱いも焦点となる。 会議は2日間の日程で、ウクライナのシュミハリ首相もオンラインで参加。日本からは鈴木俊一財務相と黒田東彦日銀総裁が出席した。対ロシア制裁とウクライナ支援での結束を示す共同声明を20日に採択する見通し。 18日に記者会見したイエレン米財務長官は、ロシアに「最大限の打撃を与える」と強調した。