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常田さんに環境大臣賞 奄美の希少種保護に貢献

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南海日日新聞

 環境省の2020年度「愛鳥週間」野生生物保護功労者表彰で、鹿児島県奄美市名瀬の自然写真家、常田守さん(66)が環境大臣賞を受けた。長年にわたる奄美の希少種の保護や、自然の魅力を住民らに紹介する普及啓発の取り組みが評価された。  表彰は毎年愛鳥週間(5月10~16日)に合わせて、野生生物の保護に顕著な功績のあった個人や団体を対象に行い、74回目。20年度は環境大臣賞、環境省自然環境局長賞にそれぞれ6個人・団体が選ばれた。県内の受賞は常田さんのみ。  常田さんは1980年に東京からUターン。奄美の自然の撮影を続ける。環境省の自然公園指導員、希少野生動植物種保存推進員として、奄美の野生生物の保護に努める。奄美自然環境研究会会長。  希少種の生息状況の調査に取り組み、盗掘防止や外来種対策に関する助言などで同省に協力。奄美の世界自然遺産登録に向けた専門家の現地調査で案内役を務めるなど、奄美の自然に精通する第一人者として活躍。写真展や講演、観察会などを通して、奄美の自然の魅力を住民に発信している。  新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、10日に東京都内で開催予定だった「全国野鳥保護のつどい」(同省、日本鳥類保護連盟共催)での表彰式は中止となった。県大島支庁で22日、表彰伝達式があり、田中完大島支庁長から常田さんに賞状が手渡された。  常田さんは「奄美に帰ってフィールドに通い、ちょうど40年。自然が壊されていくのを目の当たりにして、ずっと保護に取り組んできた」と活動を振り返り、「若い方々には、人間が行動しないと島の自然は守れないと伝えたい」と話した。

奄美の南海日日新聞

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