無人駅を有効活用へ 沿線“まるごとホテル”や“タヌキ”で聖地化も…
しかも、1体だけではありません。実はこの駅、1月から“タヌキ駅”として聖地化しようというのです。
大井川鉄道 広報室次長 山本豊福さん 「タヌキというのが“他を抜く”といって、縁起のいい動物といわれてる。神尾駅をタヌキ駅化、タヌキ聖地駅化しようという」 もともとホーム周辺にタヌキが置かれていたのが由来で、1月からはタヌキを“増量”。なかには、ご利益のありそうな金色の体の“ゴールデンタヌキ”もありました。 その背景には、台風による被害がありました。 大井川鉄道 広報室次長 山本豊福さん 「2022年の9月に台風災害を受けまして、一時期全線で運転見合わせていた」
2022年の台風15号で、大雨により土砂崩れなどが発生し、鉄道が甚大な被害を受け、現在も約20キロの区間で運転を再開できていません。
復旧に必要な額は20億円ほど。少しでも収益をあげるため「無人駅を目的地にしてほしい」と“タヌキ駅化”しました。 静岡市からきた客 「どれもこれもカワイイ」
駅にはさっそくタヌキ目当ての客が。“パワースポット”としても注目され始めていて、なかには受験生の姿もありました。
浜松から来た受験生 「国家試験です。来週です。合格祈願になればと思って」 カプセルトイのおみくじを引くと… 浜松から来た受験生 「大吉だ。よかったです」 1人でも多くの人に鉄道を利用してもらい、無人駅、そして沿線を活性化したいということです。