初心者にもおすすめ!絶景の紅葉が楽しめる登山、京都・鞍馬寺から貴船神社【見頃|11月中旬~11月下旬】
近年のアウトドアブームを受け、登山やハイキングへの関心も高まっている。そこで今回は紅葉シーズンをテーマに、登山地図GPSアプリ「YAMAP」の開発・運営などを行っている株式会社ヤマップに、山歩き初心者におすすめのスポット・見頃を教えてもらった。 見頃はいつ?2024年の紅葉見頃時期予想【西日本編】 関西で紅葉が美しいのは古都の文化財だけではない。スニーカーを履いて少し山すそに入ると、ひと味もふた味も違った紅葉風景を気軽に楽しむことができる。今回は、関西の絶景紅葉スポット「京都・鞍馬寺から貴船神社」をご紹介。 ■紅葉おすすめコース/京都・鞍馬寺から貴船神社【見頃|11月中旬~11月下旬】 天狗が守護する寺から縁結びの神社へ。自然に満ちた「氣」を感じる紅葉さんぽ 源義経の幼少期の修行の場として有名な鞍馬寺。叡山電車・鞍馬駅を降りると、シンボルでもある巨大な天狗の像が出迎える。鞍馬山そのものを尊天の御身体として信仰する鞍馬寺の入口が山門駅。ここで支払うのが拝観料でなく愛山費であるのも納得。 山寺らしく階段が連続し、上り標高差がスニーカーハイクの基準を若干上回るが、山の「氣」を感じながら歩くことができるのも魅力の一つだ。また、中腹の多宝塔まではケーブルカーも利用可能。本殿金堂前からは比叡山を一望でき、パワースポットとして有名な石畳・金剛床は必見。奥の院参道を進むと、木の根道と呼ばれる登山道へ。根や階段に注意しながら進もう。貴船側の西門へ下る随所に堂宇が点在している。全国の水神の総本宮である貴船神社も、水と森の「氣」を存分に感じる場所。紅葉時期にはライトアップされる。 写真提供/YAMAPユーザー:やすさんの活動日記より 「山門駅~貴船神社|鞍馬寺水と森の「氣」を感じる縦走コース」の紅葉時期、歩行時間 都道府県:京都府京都市 例年の見頃:11月中旬~11月下旬 歩行時間:1時間40分 歩行距離:2.2キロメートル 上り:314メートル 消費カロリー:455キロカロリー アクセス:出町柳駅から鞍馬駅まで叡山電車で約31分 ■スニーカーで行ける山とは? 「山を歩く」というと色々な装備が必要では?と思うかもしれないが、今回紹介するコースは登山靴や大きなザックは不要。歩きやすいスニーカーで楽しめる、絶景ハイキングコースを厳選した。 選定基準は以下の通り。 ・歩行時間:30分~3時間程度 ・歩行距離:0.5キロメートル~5キロメートル程度 ・上り標高差:300メートル以下 ・最高到達地点標高:2500メートル以下 ※一部、上記基準を超えるコースもある。 ※天候の急な悪化に備え、雨具や防寒具、飲み物なども忘れずに。明るい安全な時間帯に歩くように心がけよう。 ※コース選定に際しては「天気の良い日」にスニーカーで歩けることが基準。雨の日、積雪期は向いていないコースもあるので要注意。また、各山には複数のコースがあるが、今回紹介している「スニーカーハイク」推奨のコースに限定して、自然を傷つけないように歩くようにしよう。 さらに、多くの人が歩いている人気コースであるという点も加味。登山地図GPSアプリ「YAMAP」のユーザーの活動データ(集計期間:2022年9月~12月)をもとに、訪問者数の多かった人気の山・コースを中心に選定。 スニーカーは履き慣れたものであれば基本的にはOK。ただし舗装されていない土や岩の上やぬかるみでは、ツルツルの靴底だと滑りやすくて苦戦することも。グリップが効く溝がしっかり刻まれた靴底かどうか確認しておこう。 ※カロリーは総荷重で決まる。ここでは体重50キログラム+荷物5キログラム=55キログラムを想定して計算。 ※ハイキングに出かける際は、自治体やビジターセンターなどが発信している最新の情報を入手し、必要な装備を揃え、安全に楽しもう。また、紙地図や登山ナビゲーションアプリを活用し、道迷いを予防しよう。 ※紹介しているコースは舗装されていない場所を歩くケースも多く、雨後のぬかるみなどお足元には注意しよう。