政党として生き残れるのか――最大危機の社民党 77年間の栄枯盛衰と参院選への秘策
今回の社民党の選挙ポスターには「がんこに平和」のキャッチコピーが記されている。これはかつて社民党のトップだった土井たか子氏が大事にしていた言葉で、CMにもなった。高年齢層の有権者にこの言葉を思い出してもらい、社民党への回帰につなげる狙いもある。 社民党は今後も日本の政治に必要と言われるのか、もう役割は終えたと言われるのか――その答えは7月10日といわれる参院選の投開票日に示される。
------ 小川匡則(おがわ・まさのり) ジャーナリスト。1984年、東京都生まれ。講談社「週刊現代」記者。北海道大学農学部卒、同大学院農学院修了。政治、経済、社会問題などを中心に取材している。