秀次が大阪城に帰ってきた?「真田丸」新納慎也が軽妙トーク
秀次自害のシーンで想定外の奇跡が起きた
秀次自害のシーンは入魂の演技となった。運命のレールに乗らざるを得なかった秀次。「最期にうまく笑えないけれど、笑おうとする」という演技プランを立てて臨んだが、自身でも予想外の展開に入っていく。 「心臓の鼓動が激しくなり、(異常な心拍音に気づいた)音声さんが危ないと声をかけようかと心配したほどだったと聞きました。感情も揺れ動いた後、すーっと波を引くように静かな心境になり、穏やかな表情で死を迎えることができた。俳優として奇跡のシーンが映像に残せたかと思います」(新納さん) トークの最終盤、「真田丸」で矢沢三十郎役を演じる迫田孝也さんが、飛び入りゲストで参加。新納さんとは仲が良く、新納さん以上に熱いトークで会場を沸かせた。 最後に新納さんは「今夜放送の第40話『幸村』からいよいよ最終章に入るそうです。一視聴者として『真田丸』が大好きで、こんなに面白い大河ドラマは初めてと皆さんも思いませんか」と呼びかけ、観客も拍手で同意していた。神戸市からやってきた20代女性は「新納さんの真剣な役作りに感銘を受けました」と興奮気味に語った。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)