午後3時のドルは152円後半で底堅い、一時2週間半ぶり高値
Atsuko Aoyama [東京 13日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル高/円安の152円後半で推移している。日銀短観の発表後も12月の金融政策決定会合で利上げが見送られるとの観測は変わらず、根強い円売り圧力でドルは一時153.09円と11月27日以来、約2週間半ぶり高値を更新した。 朝方は152.60円近辺を推移していたドルは、短観発表直後に152.40円台と一時円高に振れたがその後上値を切り上げ、正午過ぎに高値を更新した。きょうは実需の売買が多い実質的な五・十日で、実需の買いが入ったことがドルを押し上げた。 けさ発表の日銀短観については「製造業など一部は強い内容だったが、(ドルは)152円後半を維持した。12月の利上げは見送り、1月になるとの予測の下、根強い円売りが続いている」(IG証券の石川順一・シニアマーケットアナリスト)との見方があった。 ドルは対円以外でも底堅い展開で、ユーロは一時1.0456ドルまで下げ幅を拡大。2週間半ぶり安値を更新した。前日には欧州中央銀行(ECB)が0.25%の利下げを実施したが、 一部当局者が0.5%の利下げを提案したことも明らかになっている。 ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円 午後3時現在 152.89/152.90 1.0464/1.0466 160.00/160.01 午前9時現在 152.59/152.60 1.0472/1.0475 159.82/159.83 NY午後5時 152.62/152.63 1.0467/1.0468 159.74/159.80