「知らないのがたくさん!」 80種類のブドウを食べ比べ ユニークな企画に驚きの声
実りの秋を代表する果物のひとつ、ブドウ。食用やワイン用など、世界には1000種類以上も存在するといわれています。日本では100種類ほど栽培されているそうで、ぜひ味わってみたいところ。X(ツイッター)では、そんなブドウを1日で80種類も試したという投稿が大きな話題になっています。そこで、投稿者の見ず知らずの娘(@pubusuke)さんと、ブドウの食べ比べ会を主催した少年B(@raira21)さんに詳しい話を伺いました。 【写真】「すごい、食べ比べしてみたい!」 80種類のブドウ 実際の投稿 ◇ ◇ ◇
1日で80種類のブドウを食べ比べるイベントに参加
「何を言ってるかわからないと思うが、私は昨日、80種類のブドウを食べた みなさんの好きなブドウはなんですか」 そんなコメントとともに投稿された4枚の写真。そこには、品種名を書いたメモとともに、テーブルの上に整然と並べられたたくさんのブドウの房があります。 長野県産の「シャインマスカット」から始まり、「我が道」といったスーパーマーケットなどではあまり見かけない品種も。並べて見ると、さわやかな黄緑色や濃厚な濃い紫色など一つひとつ色が違い、サイズや形もさまざまです。写真を見ているだけでもワクワクしてしまいますね。 投稿は大反響を呼び、2.6万件の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「こんなに種類あんの!? すごい、食べ比べしてみたい!」「おお! リアルに80種類も食べた人がいたなんて!」「知らないのがたくさん!」「何この変態すぎる企画」など、驚きの声が殺到しています。また、ブドウのあまりの多さに「グミかと思いました……」という声もありました。
大好きなブドウを広めるために…イベント主催の思い
投稿者である見ず知らずの娘さんが参加したのは、花マル農園(@hanamarunoen)という農産物評論サークルが主催したイベントです。 結成のきっかけは、メンバーのひとりがリンゴの食べ比べ会を行っていたことでした。現在は、果物の魅力を伝えるために、4人のメンバーで担当を分けて食べ比べ会を実施したり、果物の評論同人誌の発行・販売をしたりしています。 今回の会を担当したのは、ブドウマニアだという少年Bさん。ブドウの食べ比べ会は常連ができるほど人気で、今年で開催3回目に。農家など専門職の人が参加するのかと思いきや、果物が好きな人やおもしろいイベントに興味がある人などが多いそうです。 イベントでは、参加者一人ひとりが、品種の異なる80種類ものブドウの試食を楽しみました。明確なランクづけはしていませんが、“心に残ったブドウ”や“おいしかったブドウ”をイベント内で共有。今年は島根県のオリジナル品種「神紅(しんく)」と、長野県の農家が育種した「昭峰(しょうほう)」が人気だったようです。 「ブドウは色、形、味、香り、食感、どれも品種によって違うので、ひとつの品種というよりは、その違いを楽しんで、自分の好きなブドウを見つけてくれたらうれしいと思います」と思いを語った少年Bさん。 花マル農園では、ブドウだけでなく、ほかの果物の食べ比べ会も行っているとのこと。いろいろな果物を食べ比べてみたいですね。
Hint-Pot編集部