地元の店巡り魅力知って 魚津高(富山)2年生20人、スタンプラリー企画
富山県の魚津高校の2年生20人が、魚津市内の駅前飲食店や商店街の店と協力し、スタンプラリーを実施している。地域の魅力を発信しようと授業の一環で取り組み、企画立案から参加交渉、広報まで生徒が担う。スタンプは訪れた先で重ね押しすると一つの絵柄ができる仕掛けで、生徒は「ぜひコースを回って挑戦してほしい」と呼びかける。期間は15日まで。 魚津高では市から「ともにつくるまち」促進事業補助金を受け、1、2年次の総合的な探究の授業でグループごとにテーマを決め、地域課題の解決に取り組んでいる。 スタンプラリーを考えたのは地域活性化をテーマに活動するメンバー。企画への参加を商店主らに会って呼びかけ、11店から協力を得た。 駅前飲食4店を巡る「食いだおれコース」や商店街の水団子店、漆器店など6店を回る「商店街コース」、同コースに海の駅蜃気楼(しんきろう)を加えた「サイクリングコース」を用意した。参加店でスタンプを重ねて絵柄をつくっていくアイデアは、店舗を巡る楽しさや達成感を提供したいと思いついた。抽選で市の特産品などの特典も用意している。
先月15日からスタートし、実施店からは「スタンプをきっかけに人が来てくれた」と歓迎の声が上がる。生徒たちは交流サイト(SNS)やチラシの配布などを通じてさらにPRを強化していく。代表の中陳桃那さん(16)は「魚津にはおしゃれな店から歴史のある店まである。いろんな魅力を発見してほしい」と話した。