新千歳空港の工事車両、貨物機が着陸直前の滑走路に進入…管制官の許可なく誘導路へ向かう途中
28日午前0時頃、北海道・新千歳空港で、格安航空会社「スプリング・ジャパン」の運航する貨物機(乗員2人、エアバスA321―231型)が着陸しようと最終進入していた滑走路に、工事車両が敷地内の道路から進入した。貨物機側は空港の管制官に車両の進入を伝えた上で、直後に滑走路から出たのを確認してそのまま着陸した。 【動画】操縦席からの景色【360】札幌丘珠空港を離陸、札幌の街を眼下に千歳方向へ
けが人はなかったが、航空事故につながる重大インシデントに該当するため、運輸安全委員会は29日、原因の調査を始めた。
国土交通省などによると、工事車両は滑走路を渡った先にあるB8誘導路に向かおうとしていた。工事車両が滑走路に入る場合も管制官の許可が必要だが、関係者によると、車両側に許可は出ていなかった。