福永師「産駒でG1を、いずれは親子3代での3冠…」/コントレイル顕彰馬選定トークショー
中央競馬の発展に、特に貢献があった馬をたたえる顕彰馬に選定された無敗の3冠馬コントレイル(矢作、父ディープインパクト)の関係者トークショーが23日、最終レース後の京都競馬場パドックで行われた。 主戦騎手だった福永祐一調教師(47)と、担当した金羅隆助手(40)が参加。福永師は顕彰馬選定について「大変名誉で、光栄なこと。こういう馬に巡り合うことが、ジョッキーとしての最後の願いだった。それをコントレイルがかなえてくれました」と笑顔で語った。 普段の世話や調教を担当した金羅助手はコントレイルの素顔を明かし、「2歳の頃からオンとオフがはっきりしていて、無駄なことをしなかった。馬屋の中ではよく寝ていることが多かったですね。賢い馬でした」と振り返った。4歳秋で引退を迎え、ラストランとなった21年ジャパンCでは復活のG1・5勝目で有終の美を飾った。脚部不安があった中でのレースでもあり「無事に帰ってきてくれればと思っていましたが、最高の結果になりました」と思い出に浸った。 コントレイル産駒は早ければ、来年夏にもデビューを迎える。厩舎にも産駒を引き受ける予定の福永師は「自分の厩舎にも何頭か入ってきますし、現在は順調に育成できています。コントレイル産駒でG1を、いずれは3冠馬で、親子3代での3冠という淡い夢も抱いています」と今度は子どもたちとの活躍を誓った。