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『あー夏休み』から30年 「“再ブレイク枠”広瀬香美の次はTUBEでしょ?」な2020年夏

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文春オンライン

 多くの人が「人生で最も、過酷で閉鎖的」とウンザリしているであろう今年の夏。私も、もともと夏は苦手なのに、さらにトラウマレベルで嫌いになりそう……。 【写真】『あー夏休み』のCDジャケットなど懐かしいTUBEの写真をすべて見る(8枚)  しかし、それを救ってくれたのは音楽。今年デビュー35周年を迎えるTUBEの楽曲である。特に『あー夏休み』の開放感よ……! 発売は1990年。なんと30年も前の歌だが、初めて聞いたときの衝撃は今でも鮮明に覚えている。ラジオから流れてくるノリノリのリズムに「これ好き!」と体が動いた。しかし前田亘輝がサビで高らかに叫んだ歌詞に、ビックリした。 「あー夏休み!」  な、夏休み!? あー夏休みって言ったの? そして思った。「ヘンな歌!」と。

じつは「Oh! SUMMER HOLIDAY」だった

 今となれば、サマーホリデーでもバケイションでもなく「あー夏休み」だからこそ、あの長期休暇のワクワクさがストレートに出る名曲となったとわかる。が、普通はカッコイイ英語を使いたくなるものだろう。前田も最初は「Oh! SUMMER HOLIDAY」と書いていたらしい。しかしプロデューサーの長戸大幸がOKを出さないため、ヤケクソで「あー夏休み」にし、他の歌詞もそれに合わせて日本風にし、それが大ヒットにつながったという。なにがどう名曲を生み出すきっかけになるか、わからないものである。  1985年『ベストセラー・サマー』でデビューして以来、TUBEのシングル一覧を見てみると、もはや夏の連想ゲーム。初期こそ横文字が多いが、『あー夏休み』の大ヒットで「多少カッコ悪くてもゴキゲンならあり」と振り切れたのだろう。『だって夏じゃない』という念押し系、『夏を待ちきれなくて』という正統派に『夏だね』というヒネリを一切捨てたシンプル系、『恋してムーチョ』というラテン系、『-花火-』という夏の風物詩攻め、『いただきSummer』(※アルバム収録曲)というダジャレ系……。あらゆる切り口で「夏最高!」と推してきて清々しい。 

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