賞金ランク首位・平田憲聖 「0点」のゴルフで13位に後退 逃げ切り賞金王へ「いい一日にしたい」
◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 第3日(30日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70) 首位と7打差の10位から出た賞金ランク1位の平田憲聖(エレコム)は3バーディー、5ボギーの72と落とし、通算イーブンパーの13位に後退した。ムービングデーにスコア伸ばせず「0点。ちょっとのミスでスコア落とした。自分の中ではいつも通りという感じなんですけど、一瞬の中で普段と違う感情があったり、なかなかいいショットやパットが打てなかった」とうつむきがちに振り返った。 1番で8メートルのバーディーパットが1・5メートルショート。3パットでボギー発進となり、「緊張感はなくて、状態もそんなに悪くなかった。最初のパットは警戒しすぎた」と悔いた。3番ではピン下1メートルにつけて取り返すも4番でボギー。後半に入ってもショット、パットが乱れ13番で3パット、14番は4オン1パット、15番パー3もアプローチを寄せきれず3連続でスコアを落とした。最終18番パー3は右バンカーから1・5メートルに寄せてパーで締めくくり、一瞬表情が和らいだ。「少しはましなフィニッシュかなと思うので、その辺はプラスにとらえている」と必死に前を向いた。 初の戴冠(たいかん)へ残すは最終日のみ。「いいことも悪いもことも一年間あった。最後は自分で納得できる形で、それ(結果)がどうであれ、いい一日にしたい」。逃げ切りでの賞金王へ今季ラストの18ホールへ向かう。
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