６回を投げ終え萩尾匡也（左）とタッチする西舘勇陽（カメラ・宮崎　亮太）

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　ヤクルト５ｘー４巨人（２９日・神宮） 　巨人・西舘勇陽投手が１軍に昇格し、３か月ぶりの１軍救援登板で３回１安打無失点、６奪三振で２０ホールド目を記録した。 　先発した８月２３日・中日戦以来の１軍登板。４―３の６回にマウンドに上がると、オスナ、山田、増田を３者連続三振に斬った。７回も無安打に抑えると、８回は２死から村上に右前打を許したがオスナを空振り三振に仕留めた。 　最速１５２キロの直球にカットボールやカーブなどの変化球を交えて好結果を残したドラ１右腕。杉内投手チーフコーチは「良かったね。今日は変化球を多めにするということだったので。２軍で自分の変化球を磨いてきたんでしょうから。三振も多かったし、空振りも取れていた。いいピッチングをしてくれた」と評価した。 　今季は勝ちパターンの一角で開幕し、６月３０日に出場選手登録抹消。ファームで先発調整し、８月に先発デビューした後は、１軍登板がなかった。ＣＳでの登板の可能性について、同コーチは「監督もいい評価をしているんじゃないですかね。あとはまた今後いろいろ相談しながら決めていこうと思います」と説明し、登板するとなれば中継ぎでの起用を示唆した。