【MLB】クローシェ獲得のレッドソックス さらなる先発補強を狙う 次はマリナーズのエース右腕を獲得か
レッドソックスは日本時間12月12日に大型トレードを成立させ、プロスペクト4選手との交換でホワイトソックスから左腕ギャレット・クローシェの獲得に成功した。これにより、クローシェ、ルーカス・ジオリト、タナー・ハウク、ブライアン・ベヨ、カッター・クロフォードと先発5枚が揃ったことになるが、地元紙「ボストン・グローブ」のアレックス・スパイアー記者によると、レッドソックスはさらなる戦力アップに向けて、引き続き先発投手の補強を検討しているようだ。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ レッドソックスが獲得を狙う大物投手の1人がコービン・バーンズだ。ブリュワーズ時代の2021年にサイ・ヤング賞を受賞したバーンズは、今季オリオールズで15勝をマーク。FA市場に残る最後の大物投手となっている。ただし、獲得には超大型契約が必要であり、「レッドソックスはバーンズ獲得に必要な金額を支払うことに前向きではない」との報道も出ている。 また、レッドソックスはクローシェ獲得後も引き続きトレード市場の動きを注視しており、「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者によると、マリナーズのエース右腕ルイス・カスティーヨの獲得に興味を示しているという。カスティーヨはマリナーズと5年契約を結んでおり、契約は残り3年。マリナーズは打線の強化が急務となっており、若手先発投手4人(ローガン・ギルバート、ジョージ・カービー、ブライス・ミラー、ブライアン・ウー)の放出は拒否しているが、カスティーヨの放出には応じるつもりであることが報じられている。 なお、レッドソックスはアストロズからFAとなったスター三塁手アレックス・ブレグマンの獲得に乗り出しているとみられており、もし獲得に成功した場合は、生え抜きのスター三塁手であるラファエル・デバースを一塁にコンバートする方針だ。その場合、若き正一塁手のトリストン・カサスが余剰戦力となるため、カサスを軸としたパッケージでカスティーヨの獲得を狙う可能性がある。2021年以来となるポストシーズン進出を成し遂げるために、レッドソックスの補強はまだまだ続きそうだ。