大阪府・吉村知事が定例会見5月20日(全文1)21日に府の方向性決めたい
パナソニックから2億円の寄付
受け付けは5月25日月曜日から5月29日の金曜日まで。来週の1週間。平日1週間で実施をしたいと思っています。より安く、かつ、また、より早期にご提供いただける事業者さまからのご協力を要請したいと思います。公募条件については詳細を確定して、5月25日までに発表して、5月25日から公募を開始していきたいと思います。 以上が予算で、引き続き、2点目です。これはコロナウイルスの感染症に対する対策、研究支援についてです。パナソニックさんから2億円という大きなご寄付をいただきました。その中身についてです。まず大阪においては4月14日の段階で、大阪府、大阪市、そして大阪大学、それから市大・府大、公立大学法人大阪と、それから大阪府・市、それぞれの病院機構、これ現場です。の6者で協定を結びました。その中身はコロナウイルスに関するワクチンの開発。その実用化。それを加速させるため、そして有効な治療薬の実現化を加速化させる。実用化、これを加速させる。そういった連携協定をそれぞれの枠を超えて、オール大阪でやっていこうということで協定を締結いたしました。現在、それぞれの機関で精力的に開発を進めているという状況です。 その状況の中でパナソニックさんから、この連携協定に趣旨をご賛同いただいて、ぜひこれを進めてもらいたいというので大きなご寄付をいただきました。研究開発費として2億円をいただきまして、1.5億円を大阪大学に、そして0.5億円を府立病院機構の現場で活用させていただきたいと思っています。
ワクチン開発などに活用
中身ですけれども、まず大阪大学においてはDNAワクチンの開発を今、進めています。これは7月に現実に、もう動物実験はやっていますから、7月からは現実に人に、治験として人に打つ、そういったことを開始していく予定です。10月には対象者を拡大した治験というのもやっていく予定です。このDNAワクチンだけじゃなくて、第2世代ワクチンの開発プロジェクトも進めております。それに、今回の寄付はそこに活用させていただきたいと思っております。 それから府立病院機構ですが、ここでは現実に患者さんを診ています。府立病院機構、そして市立病院機構、共通してやっていることは、阪大や市大病院、市大も医学部あります。市大病院の研究開発への協力っていうのは、それぞれの病院機構で協力しながら進めてます。府立病院機構で現実にやっている治療薬の有効性の確認というのもやっています。安全性評価という、それぞれの薬について有効性を見る、そういったことを、治療をやりながら研究しているという状況があります。 その中でこのご寄付についても、新たな研究を公募して、効果的に活用することで使わせていただきたいと思っております。ちなみに大阪市大については、抗体検査キットの開発、ここに非常に力を入れています。4月15日に臨床試験はもう開始をしています。そして府内の医療機関の協力を得て現実に実施していまして、市大病院独自の調査で約300人の方に抗体検査をやって、1%程度が抗体を保持しているという結果も出ています。これも体外診断用医薬品としての承認を今、目指しているところです。 このそれぞれの大学、それぞれの病院機構4者と、大阪府、大阪市が協力をしながら、なんとかワクチンの開発、治療薬の開発と、そして抗体検査の前進というのを進めていきたいと思ってます。その中でパナソニックさんから大きな寄付をいただいたということに感謝を申し上げたいと思います。僕からは以上です。 司会:それではご質問をお受けいたしますが、本日、このあと知事は公務のご予定がございますので、午後3時ごろをめどにご質問を受けさせていただきたいと思いますので、ご協力よろしくお願いいたします。それではまず幹事社さんのほうからお願いします。