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官学連携、丸いもPR 金沢学院大と能美市

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北國新聞社

 金沢学院大の学生が30日までに、同大と包括連携協定を結んでいる能美市の特産「加賀丸いも」のPR動画作りに乗り出した。全国的な知名度が十分とはいえない丸いもの特徴を、栽培方法や調理法など幅広い視点で紹介する予定で、年内の完成を目指す。市は動画を活用し、消費者だけでなく食材を仕入れるバイヤーや料理人などに魅力を発信し、販路拡大につなげたい考えだ。

 金沢学院大と能美市は2018年に協定を結んだ。動画の制作は、農産物の付加価値アップを目的とした市の「6次産業推進事業」の一環となる。

 同大芸術学部芸術学科で情報科学などを専門とする飯田栄治教授のゼミ生が撮影や編集を担当する。飯田教授は昨年から市職員、丸いも農家らとともに動画の方向性を協議してきた。

 学生らは丸いもの植え付けから収穫まで、約1年にわたる栽培記録を撮影する。丸いもの食材としての魅力や、具体的な調理例も取り上げる予定だ。

 新型コロナウイルスの影響で撮影スケジュールが遅れており、6月24日に学生による1回目の撮影が行われた。市内の「岡元農場」が協力し、丸いものつるを支柱に巻き付け、光合成をしやすくする「つる巻き」の作業を映像に収めた。今後は丸いもの生育に合わせ、月2回ほどのペースで撮影を進める。

 同大3年の西田拓弥さん(20)は「農作業の様子がうまく伝わるよう構図やアングルを工夫するのが難しい。どんな人が見ても楽しめるような映像を作りたい」と話した。

 市は、県が東京で毎年開催している県産食材の見本市「いしかわ百万石マルシェ」をはじめ、商談会の場での活用を想定している。インターネット上での公開も検討する。

 農林課の担当者は「若い人の感性で魅力を発信し、多くの人が丸いもを手に取る機会になればうれしい」と期待を込めた。

北國新聞社