【実機レビュー】10万円以下のラグスポ系モデル、ロータリー(ROTARY)のリージェント
近年、時計界でトレンドのひとつなっている“ラグジュアリースポーツウオッチ”。本来は、貴金属ではないステンレススールを採用しつつ、コストをかけて高品質な外装を突き詰めることで高級時計並みの付加価値を実現したスポーツウオッチなのだが、近年はその解釈もより幅広いものとなった。 ロイヤルオークやノーチラスのアイコンとなっているケースとブレスレットに一体感をもたせたフォルム自体が “ラグスポ”を象徴するデザインとして定着し、手頃な価格帯からも、この“ラグスポ系デザイン”を採用するモデルがいくつも登場しているのだ。 前回、10万円以下の “ラグスポ系”のモデルというテーマで、イエマのリストマスター トラベラーを実機レビューしたのだが、今回は“ロータリー”のリージェントに焦点を当てて、実機レビューを実施していく。
【今回の実機レビューモデル】
ロータリー(ROTARY) リージェント ロータリーは、1895年にスイスのラ・ショー・ド・フォンで創業した時計ブランド。1905年にイギリスに拠点を移し、第2次世界大戦ではイギリス陸軍の公式サプライヤーを務めた歴史をもつ。現在はイギリスに拠点を移して、クラシックスタイルを踏襲したコストパフォーマンスの高いコレクションを展開している。 ■Material.:316Lステンレススチール&ブレス(サファイアクリスタル風防) ■Size:40mm、ラグの上下約45mm、厚さ11.65mm、ラグ幅24mm、重量約160g ■Waterproof:10気圧防水 ■Movement:自動巻き(MIYOTA821A) ■Price:6万8200円 【問い合わせ先】 イクスピアリ TEL.047-305-2551
【外装について】
上下左右を直線、角に曲線を取り入れたオクタゴンベゼル。ベゼルは別体成型で仕上げは良好だが、ケースもベゼルのフォルムに合わせている(仕上げも)ため一体感がある反面で、ややメリハリに欠けて分厚い印象を感じさせる。