『性行為強要』訴えられた市長「和解金500万円」支払ったが「自分に非はない」 女性は「異常な執着。命を絶つ選択考えるまで追い詰められた」
■「恥ずかしい」「辞任してほしい」と岸和田市民
岸和田市民からはこんな声が。 岸和田市民:恥ずかしい。ちゃんと言わなね、納得しない人もいっぱいいるやろうし。 岸和田市民:ちょっとだまされたような気が、人物面で。選挙の前に知ってたら、投票する人はまた変わってきたんじゃないかな。 岸和田市民:ほんまのことを正直に言ってほしいと思うし、もし女性の言う通りなら、辞任してほしいと思っています。 岸和田市民:無理やりではないと言いたいんだろうけど、そういう問題ではない。(市長として)しないといけないことがたくさんあると自覚の持てる方に、次回は市長になってもらいたい。
■来月3日には市議会への公開説明 大阪維新の会では綱紀委員会を立ち上げ 解決金は29日支払い済み
岸和田市議会の議長は…。 岸和田市議会 烏野隆生議:周りの人らでも、『何しとんねん』という、お叱りの声はかなりいただきまして。今回のことで、岸和田のイメージが悪くなってはいけない。市議会としても、そこに対しては怒りを感じていますね。 12月3日、永野市長に市議会議員全員に対する公開での説明の場を設けることが決まったということだ。 永野市長が所属する大阪維新の会の吉村洋文代表は、28日、綱紀委員会を立ち上げ、本人への聞き取り調査を行うと明らかにしている。 また、女性の代理人によると、解決金500万円は、支払期限の29日、支払われたということだ。
■「和解したからといって被告を許した訳ではない」と女性コメント
解決金は支払われたが、それでも市長は「自分に非がない」と発言している。 京都大学大学院 藤井聡教授:『非がない』と言う権利は、彼自身にはあるんでしょうけれども、それを聞いたわれわれがどう判断するかという自由もわれわれにはあって、500万を払ったということは、何の非もない人間が何百万円も払うはずはないと。常識で考えたら、そう思うわけです。『非がない』とおっしゃっているということは、『この人、うそついているんだな』と思う権利は、われわれにはあると思います。 1人1人がどう感じるかということですが、500万払ったという事実があり、しかも原告女性の文章がある。さらに僕はとても重要だなと思ったのが、今のところの情報の中では、女性が書いた文章について『この人はうそをついている』と市長が言っていないという事実もあります。 にもかかわらず、『非がない』という言葉だけあるというのは、『この人は何かやましいことをしたんだな』と感じる自由は、視聴者の方にもあると思います。 女性側は「和解などしたくはなかった」と言っている。 公表されたメッセージでは、「本心では和解などしたくありませんでした。心身ともにぼろぼろ。再度、戦っていく気力を奮い起こすことができない状況で、裁判を早く終わらせたいという思いが強く、諦めたというのが実情。「和解したからといって、被告を許した訳ではなく、本当に悔しいです」と発表されている。