ポーカー系ユーチューバー「世界のヨコサワ」断言 「僕に勝ったら1000万円」イベントでスター誕生の予感
チャンネル登録者数世界ナンバーワンのポーカー系ユーチューバー「世界のヨコサワ」ことプロポーカープレーヤー・横澤真人氏(29)が本紙インタビューに応じた。イベント「世界のヨコサワに勝ったら1000万円」(11~14日、東京・品川プリンスホテル)を開催する同氏は「日本にポーカーをもっと普及させたい!」と熱い思いを語った。 横澤氏のチャンネル「世界のヨコサワ」は登録者数70万人超を誇り、こめかみに人さし指を当てる決めポーズ「make sense(メーク・センス)」は、カーリング女子日本代表の藤沢五月が、北京五輪での選手紹介の際に披露したことでも話題となった。昨年開催されたポーカー界の祭典「Global Poker Awards」では、日本にポーカーを普及させた第一人者として「2021年ベストパーソナリティー賞」を受賞。海外にも「ヨコサワ」の名前はとどろいている。 そもそもユーチューブを始めたきっかけは、友達との遊びだったという。 「僕らがポーカーで海外を毎日飛び回っていたので『ユーチューブにしたら面白そうだよね』というところがきっかけでした。『プロが10万円をどこまで増やせるの?』みたいな企画で。ポーカー好きの人になら楽しんで見てもらえるのかなという感じでしたね」 ところが、視聴者の反応は意外なものだった。 「動画を見てくれたのが、ポーカーを知らない人が8割、ポーカー好きの人が2割という感じだったんです。僕らはまったく逆だと想定していました」。自分たちがこれまで生きてきた世界の外につながったことに驚きを覚えたという。 そこから企画のコンセプトも「自分たちが楽しいもの」から「視聴者が楽しんでくれるもの」に変わり、さらに「ポーカーの発展のために」と変化した。 「僕たちのチャンネルを見てポーカーを始めた人が増えて“使命感”が芽生えたというか、考えたことなかったんです。それまで意識していなかった立ち居振る舞いも変わりました。『生き方を変えなきゃ』って。僕が行動することで『ポーカーがどう思われるか』を常に意識して行動しています」 だが、まだ日本ポーカー界は発展途上。同氏は「ポーカーブームに火が付き始めた今が勝負どころだと思っています。ここでもう1つ上のステップに行けるか。僕らだけではなく、大勢の方がポーカー業界に従事していますが、より大きなムーブメントにするためには業界全体の団結が必要になると思っています」と指摘する。 その“勝負どころ”の一つが11日に始まる「世界のヨコサワに勝ったら1000万円」だ。同イベントの狙いについて横澤氏は、スターの誕生と断言する。 「人が求めるのはドラマやストーリーです。たくさんの個性的なプレーヤーがいれば、ポーカーを知らない人も興味を持つと思います。今回のイベントでもスターが誕生する可能性が十分にあると思っています」 一方で、プロポーカープレーヤーとユーチューバーを兼務する生活は非常に困難だそうだが「僕もプロとして結果を出すことが大事。WSOP(ポーカーの世界大会)で優勝するために頑張りたいですね」と自身の目標も見据えた。 (このインタビューの特別版を東スポnoteで配信) ☆せかいのよこさわ 本名・横澤真人。1992年12月10日生まれ。神奈川県出身。大学を中退後、会社を起業。その後、事業が立ち行かなくなったところで、友人に誘われてポーカーの世界へ。2013年にプロとして生計を立てることを宣言。同年にWPT韓国で優勝した。その後、数々のタイトルを獲得。16年9月にユーチューブチャンネルを開設し、現在世界的なポーカーユーチューバーとなる。
東京スポーツ