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デシャンボーにウルフに“プラチナ世代”。大のゴルフ好き・関根勤が語る「ゴルフ自分史」と「注目選手」

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みんなのゴルフダイジェスト

長年お笑いの最前線で戦っている関根勤は大のゴルフ好きで、ベストスコア69の腕前。関根のゴルフとの出会いや注目のツアー選手など、ゴルフに関するあれこれをたっぷり語ってもらった。

ゴルフを通じて物事を俯瞰で観れるようになった

――ゴルフを始めたきっかけは、21歳の時だとか。 関根勤(以下、関根):1974年の年末に、「ギンザNOW!」(1972年10月~1979年9月までTBSで放送された、素人参加型の生放送のバラエティ番組)に出て、うちの社長(浅井企画の先代の浅井良二社長)にスカウトされまして。その翌年の5月に、「関根君、ゴルフをやって人生を学びなさい」と言われ、社長からフルセットを頂いたのがきっかけですね。最初に一回だけ、社長が習っている高野プロという横浜のプロに一回だけレッスンを受けまして、そのあとは自分で練習をして覚えていったという感じですね。最初の3年間はスライスが直らなかったですね。 ――最初から楽しかったですか。 関根:いや、全然、楽しいとは思わなかったですね。初ラウンドは大熱海国際GCで、第一打は大スライス。あと135ヤードの谷越えのパー3ホールで、まんまと谷に落としたこと。この2つは覚えています。スコアは(ハーフそれぞれ)「86」の「78」かな。それ以降は70以上は叩かなくなりましたけどね。 ――プロに付かずに、どうやって腕を磨いたのですか。 関根:練習はチョコチョコやってましたね。ちょうどその頃、ジャンボ(尾崎将司)さんとか青木(功)さんとかが出てきてゴルフブームでね、テレビ局のディレクターとかプロデューサーとかから「やろうよ!」って誘われて、練習場に行っているうちに、ハーフ60台で回れるようになっていましたね。

――スライスはどうやって直したんですか。 関根:当時はゴルフのレッスン番組なんかもそんなにないし、もちろんユーチューブもない時代ですからね。レッスン書としてはベン・ホーガンの「モダンゴルフ」が良いとされていたけど、始めたての素人にはなんだか良く分からないし、ニーアクションとか書いてあるけどできないわけですよ。それで、とにかく左に振れば左に行くから右にスライスしないだろうと素人考えでやってみたら、左に振れば振るほどカットに入ってギュ~ンってスライスするわけじゃないですか。でね、そのうちにフックグリップっていうのがあるということを聞いたので、ちょっとずつ左手をかぶせて握るようにしてみたんですよ。そうしたら、あるとき、スライスしなくなったんです。でも、どんどんかぶせているうちに杉原輝雄さんみたいな構えになっていて。そうしたら今度は逆にフックするようになっちゃってね。それでフックグリップを徐々に戻していって、球も真っすぐに飛ぶようになったんですけれどね。 ――スライスが直ってきてから楽しくなった感じですか。 関根:そうですね。ひどいスライスをしなくなって100前後で回るようになってから楽しくなってきましたね。ハーフ50を切ったのは、23歳の時です。 ――社長に「君もゴルフをやって人生を学びなさい」と言われたその一件は、どうなったんですか。 関根:言われた時が21歳だったから、そのときは意味が分からなかったんですよ。それが27歳のときに、僕は今でもハッキリと覚えているんだけど、芦ノ湖カントリークラブでプレーしている時に、悟ったんですよ。それまではOB打ったりミスをしたりすると、自分に「何やってんだ!」と怒ったり、ひどくガッカリしたりしていたんです。でもそのラウンドでOBを打った、そのときにね、何故かそれを受け容れる自分がいたんですよ。「当然じゃないか」と。そんな週に一回も練習しない奴が、2~3か月に一回のラウンドでOB打つなんて当然だと。ジャンボ尾崎なんか、毎日何百発と球を打ち、あれだけ日々研鑽を積んでいてもなおOBが出るんでだから。そんな、僕らがOB出すなんて当たり前じゃないか。OB出して何を怒ってんの? って、思えるようになったんですよ。 ――いきなり、どうしたんですか? 関根:いや、分からないけど、なんか、俯瞰で観れるようになったんですよ。 ――それって、プロゴルファーにメンタルトレーナーが教える思考法ですよね。 関根:そう! それを27歳でアマチュアの僕ができちゃったの。それで、40代のときに突然パッティングで30~40センチくらいが入らなくなったことがあって、もう少しでイップスになりそうだったんですよ。でもそのときにも、思ったんです。自分がパッティングで悩むのは、「ゴルフをやっているからだ」と。 ――何か、哲学的な閃きを感じますね。どういうことですか? 関根:経済的とか身体的とか、その他にいろんな理由でゴルフができない人もいるわけで、そうなると、そういう人たちは3パットやOBを打つこともないし、悩むこともないわけですよ。ゴルフをしないんだから。でも僕はゴルフをやっているからこそ、3パットもOBも経験できるわけで、それをナニを3パットごときでがっかりしているんだろう。バッカじゃないのって思うようになったんです。 ――ゴルフ人生の折々で「悟り」を開いてきたのですね。 関根:そうです。それから3パットは少なくなりましたね。プロはイップスになっても仕方ないんですよ。生活がかかっているし、一打、一打に心血を注ぐわけだから。でも我々は遊びだもん。 ――ゴルフはご家族とラウンドしたりするんですか。 関根:K君(韓国・ソウル出身のシンガーソングライターで、娘・麻里さんの夫)とは良く行きますよ。麻里とはね、練習場には行ったんですけど、ZIP!(日本テレビの朝の情報番組)が始まっちゃってから行けなくなっちゃってね。そのうちに今度は長女(孫)を妊娠してたので行けなくて。だから次女が小学校に上がるくらいまではいけないですよね。 ――今注目している選手とか、いますか。 関根:今は、マシュー・ウルフですね。マシュー・ウルフって、上げるアプローチがメッチャ下手なんだよね。でも、上げるアプローチっていうのは練習すればいつかは身に付くじゃない。でも330、340ヤード飛ばすっていうのはいくら練習しても身に付かないわけですよ。ホームランバッターと同じで、距離は天性の素質だから。あと、デシャンボーがどこまでデカくなるのかというのも注目していますね(笑)。 ――女子プロはどうですか。 関根:いやぁ~、プラチナ世代もいいですよね。古江彩佳とか吉田優利ね。もうベテラン勢がかわいそうなくらいですよ。僕らもそうなんだけどさ。第七世代(※お笑い第七世代と呼ばれる若手芸人たち)が後ろから来てるから。でも芸能界はもう少し出られる枠が広いけど、女子プロのシードは50人でしょ。きついよねぇ。ジュニア時代から世界で戦ってきたのがダァ~っと入ってきて、それでお互いが切磋琢磨するでしょ。いや、キツイだろうなぁ。 ――お気に入りの女子選手は? 関根:注目はイ・ジョンウン6なんですよ。あの子カワイイし背が高いしね。自粛生活でLPGAの放送を見ていて、あ、この娘、可愛いなって思ったんですよ。 ――なかなかマニアックなところを突いてきますね。最後に、これからのゴルフの目標を教えてください。 関根:楽しくゴルフをやること。あと、まだホールインワンをしたことがないので、一度は味わってみたいなというのがありますね。それと75歳くらいでエージシュートをやりたいと思っています(現在66歳)。75歳で「75」を出すのはちょっとキツいとも思うけど、80歳を過ぎちゃうと体力的に厳しくなるから、何とかその前にできればと思っていますね。ギアも年々良くなっているし、やさしいコースを選んで、一番前のティからなら、何とかなるんじゃないかと思っているんですけれどね。

みんなのゴルフダイジェスト編集部

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