ウルウルうれし泣き…三原舞依「最後は前が見えないくらい」渾身フリー【フィギュアNHK杯】
◇28日 フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ最終戦NHK杯 女子フリー(大阪・東和薬品ラクタブドーム) 女子フリーでショートプログラム(SP)7位の三原舞依(21)=シスメックス=は、第1グループ最後の滑走者で登場。「森の妖精」をほうふつとさせる深緑のコスチュームに身を包み、ミスのない、丁寧な演技で魅了して合計194・73点の高得点を出した。 「最後のジャンプが終わってスピンをしている途中で大きな拍手の音が聞こえた。すごくうるうるしてしまい、最後は前が見えないくらいだった。感謝の気持ちでいっぱいです」。ミスのない演技直後は、飛び跳ねてガッツポーズして、うれし泣きも見せた。 冒頭のルッツートーループの連続3回転ジャンプを決めて波に乗ると、次々と質の高いジャンプを跳んだ。見せ場のステップでは、森に誘うように引き込んだ。「今まで一番いい妖精さんになれたかな。毎回レベルアップして、(振付師の)ローリー(・ニコル)さんに『ちょっとはいいんじゃない』と言われるようにしたいです」と、“全力投球”の演技で手応えをつかんだようだ。
中日スポーツ