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南阿蘇村に専門学校計画 学生村“復活”に期待 留学生受け入れに不安も

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熊本日日新聞

 熊本県南阿蘇村に2022年4月、IT専門学校の開校が計画されていることが31日、明らかになった。学生たちの居住先に予定されている同村黒川地区では、熊本地震からの復興に向けた明るい話題に歓迎の声が上がった。  同地区は熊本地震前、近くの東海大農学部キャンパスの学生ら約800人が暮らし、「学生村」と呼ばれていた。それが地震で被災。大学も現地でのキャンパス再開を断念し、学生たちは熊本市などへ移り住んだ。  人影が減った地区でハピネスマンションを営む竹原伊都子さん(59)は「再び学生たちの元気な声を聞ける日が戻ってくる」と声を弾ませた。メゾン・ド・南阿蘇の橋本綾さん(44)も「新しく学生が来てくれるのはすごくうれしいし、収入面でも助かる」と歓迎する。  地震後、名物となったイノシシ肉のカレーを提供する飲食店「まどか」の佐野徳正さん(77)も笑顔で喜ぶ。「高齢化の著しい地区の住民と若者たちの交流で、活気が戻るきっかけになる」

 村復興推進課によると、地震前に56棟あった下宿やアパートは現在16棟に減少。その16棟で計277部屋あり、定員160人の全学生が居住しても余裕はあるが、同課は「地震の復旧工事関係の入居者が減っており、空室の解消につながる」と期待を寄せる。  一方で、2~3月に開かれた住民説明会では、学生の半数が外国人留学生であることに「文化の違いでトラブルが起きないだろうか」と心配する声もあったという。また黒川地区から校舎までは約3キロあり、道路の起伏が激しくて徒歩での通学は厳しい。  村は「開校まで1年半あるが、今後は学生たちの通学やアルバイトなどの課題も出てくると思う。留学生が地域に溶け込みやすい環境づくりに努め、住民の不安解消も図りたい。村も支援策を検討していきたい」としている。(上杉勇太)

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