【神戸新聞杯展望】混戦ムードの一戦に毎日杯覇者メイショウタバルや勢いあるメリオーレムなどが参戦
「神戸新聞杯・G2」(22日、中京) 2年ぶりに中京を舞台に行われる神戸新聞杯。クラシック最後の1冠・菊花賞への切符を手に入れるため、今年も多士済々なメンバーが集まった。 直前でダービー出走が取り消しとなったメイショウタバルの復帰戦に注目だ。毎日杯は後続を6馬身突き放す圧巻の逃げ切りVを決めて重賞初制覇を飾ったが、4番人気に支持された皐月賞では精神面が影響し、超ハイペースの逃げで自滅して17着大敗を喫した。ただ、夏を越して成長。栗東CWでの1週前追い切りにまたがった浜中は「久々に乗りましたがメンタル面でリフレッシュできていました」と話す。併せた僚馬に先着し、動きも上々。「道中のリラックスの仕方も春よりいい。もともとスタミナはあるし、距離は問題ない。リズム良く運べれば」と春のリベンジに臨む。 勢いがあるのはメリオーレムだ。古馬と初対戦となった前走の2勝クラスで4馬身差の快勝。これまで7戦全て3着以内と安定感もある。今回が重賞初挑戦となるが、友道師は「状態は問題ないです。いい感じでいけそう」と力強い。また、僚馬のオールセインツも抜群の末脚を武器に2連勝中と怖い存在だ。名門厩舎の2頭が最後の1冠を虎視たんたんと狙っている。 京都新聞杯覇者のジューンテイクは中京で2戦2勝と好相性。青葉賞2着のショウナンラプンタや、デビューから【1】③【1】着と底を見せていないサブマリーナなども面白い存在だ。