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中国産マグネシウム、対日価格の下落止まらず。需要低迷、盆明け比30ドル安

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鉄鋼新聞

 アルミの添加剤などとして利用されるマグネシウムの中国産地金相場の下落が止まらない。足元の日本向け価格(CFR、船賃込み本船引き渡し価格)は、盆休み明けの価格に比べてトン当たり30ドル安の1860~1880ドルで推移。新型コロナウイルスの感染拡大による世界的なマグネシウム需要の停滞で、先行きの不透明感が強まっている。  中国産マグネシウム地金の対日価格は2月末に直近高値の2250ドルを付けたものの、新型コロナウイルスの感染拡大でマグネシウム需要が低迷。これにより相場のジリ安に歯止めがかからず、8月半ばには直近4年間で最安値水準の1890~1910ドルまで値を下げていた。  足元の中国マグネシウムメーカーの動向について非鉄専門商社タック・トレーディングの上島隆社長は「中国マグネシウムメーカーは原料のフェロシリコンが値上がりしている中で、生産量の削減などを通じて価格維持の姿勢を強めている。しかしながら、需要低迷による価格安圧力に対応しきれていないのが実情」(同)と説明。9月の相場については「生産過多の状況に変わりがない。1870~1920ドルのレンジで推移するとみていたが、1850ドルを割り込む場面が出てくるかもしれない」と予想した。