年代別「平均貯蓄額」は右上がり傾向!ウチは平均以上か平均以下か
コロナ禍で経済不安が増す昨今。隣の貯蓄事情が気になる方も多いのではないでしょうか。 【グラフで確認】給付金の使い道 最近では18歳以下の子どもへの「子育て給付金」が話題となりましたが、コネヒト株式会社が「ママリ」の利用者722人を対象に2021年12月23日に行ったインターネット調査によると、4割以上が貯蓄に回していることがわかりました。(2021年12月27日公表)。 「情勢が不安定なので、子どものために貯めたい」など、不透明な未来へ備える回答が多く見受けられたようです。 経済のためには消費が大事とわかりつつ、貯蓄がないと不安になるのはどの世代でも共通の認識かもしれません。そこで今回は、年代別の平均貯蓄額を深堀りしてみます。 我が家の貯蓄額は平均以上か以下かを見ることで、今後のマネープランの参考となるでしょう。
年代別「みんなの貯蓄額」平均・中央値はいくら?
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(2020年)」から、年代別の貯蓄額を見ていきます。平均は一部の大きな値に引っ張られる可能性があるため、中央値もまとめています。貯蓄が全くない世帯の割合も、合わせて確認しましょう。 ■【単身世帯】貯蓄額平均/中央値/貯蓄ゼロ率 ・20代:113万円/8万円/43.2% ・30代:327万円/70万円/31.1% ・40代:666万円/40万円/35.5% ・50代:924万円/30万円/41.0% ・60代:1305万円/300万円/29.4% ■【二人以上世帯】貯蓄額平均/中央値/貯蓄ゼロ率 ・20代:292万円/135万円/16.0% ・30代:591万円/400万円/8.2% ・40代:1012万円/520万円/13.5% ・50代:1684万円/800万円/13.3% ・60代:1745万円/875万円/18.3% 「年代が上がるごとに貯蓄額が増える」「単身世帯より二人以上世帯の方が貯蓄額は高い」という傾向が見られます。共働きで収入が多いことや、子どもの教育費などを明確に貯めていることなどが考えられますね。 また、貯蓄ゼロ率が意外に多いと感じた方もいるのではないでしょうか。例えば40代の単身世帯では、平均が666万円に対して中央値が40万円。そして貯蓄ゼロ率が35.5%です。このことから、貯蓄が「たくさんある人」と「全くない人」の二極化の様子がわかります。