今年のふたご座流星群はどれくらい見える? 観測のポイントは
三大流星群の一つ「ふたご座流星群」が14日にピークを迎えます。毎年、安定して多くの流星が見られる同流星群。今年はどれくらい見ることができるのでしょうか? [動画解説]「ふたご座」に「しし座」…毎年現れる「流星群」の正体は?
多いときには1時間に100個以上も
ふたご座流星群は、しぶんぎ座流星群(1月)、ペルセウス座流星群(8月)と並ぶ「三大流星群」の一つ。毎年、活動が安定していることでも知られ、ピークの時期には1時間にだいたい80個くらいの流星が見られるといいます。さらに条件が良ければ、1時間に100個以上の流星が確認できることもあるようです。 国立天文台によると、「今年のふたご座流星群の活動規模に変動はない」とのこと。例年並みの流星は期待できそうです。放射点のある「ふたご座」の高度が高い方が観測しやすいので、午後9時以降に見るのがよいでしょう。
「月が沈んだ後」が狙い目
ただ気になるのは、ピークとなる時間帯が14日の午後2時ごろと日中にピークがくることと、ピークの時期周辺は、満月が近く、月が明るくて大きいのであまり良い条件とはいえないことです。 観測のポイントとして、国立天文台は「月が沈んだ後の1、2時間は見やすくなる」と指摘します。14日未明だと、月が沈むのは午前3時29分。15日未明だと午前4時26分。それから空が明るくなり始める前の午前5時半くらいまでは、月光に邪魔をされず、流星群を観測することができる可能性が高いそうです。