オミクロン株予防に! 「免疫力」を上げるために必要な5大栄養素&食材
新型コロナウイルスの変異株の一つ、オミクロン株が猛威を振るい、東京都は1月21日に新たな感染者が8638人を確認し、前日の7377人を上回って、2日連続で過去最多を更新した。こうなると、あらためて重要になってくるのが感染症対策。手洗い、うがいの徹底はもちろんのこと、「免疫力アップ」に励みたいもの。アメリカ・ファーマバイト社の科学・テクノロジー バイスプレジデントで、栄養生化学に詳しいスーザン・ミトメッサー博士が、いますぐ「免疫力」を上げるために必要な5大栄養素を教えてくれた。 【写真】免疫力アップや安眠効果も?毎日歩くことのメリット11
免疫系にとって重要な「5大栄養素」
5大栄養素とは、ビタミンA、C、D、Eと亜鉛です。それから、骨が弱くなると感染症にかかりやすくなるため、特にエストロゲンの分泌が低下するマチュア世代の女性は、カルシウムやマグネシウムもリストアップを。 栄養が摂れているかどうかは、1週間、1カ月単位で食べたものをチェックしよう。長期的な研究でわかったことは、人は違うものを食べているようでも1週間、1カ月単位で見てみると、同じ食材や料理をパターン化して食べていることが多いということ。例えばベジタリアンで動物性の食材をあまり摂取していない人は、亜鉛不足の可能性があります。どうしても摂れない栄養素は、サプリメントを上手に利用するのもひとつの手段。 次からは、5大栄養素それぞれを豊富に含む食材を一挙紹介。
【ビタミンA】卵、チーズ、緑黄色野菜
ビタミンAの代謝物質、レチノイン酸が皮膚や気管支、消化器官などを覆っている粘膜の表面に含まれ、最初の予防線になるため「アンチ感染症ビタミン」とも呼ばれています。免疫細胞が作られることへの貢献も。 ビタミンAを多く含む食材は、卵、チーズ、ブロッコリー、緑黄色野菜、オレンジ色のフルーツ、さつまいもなど。
【ビタミンC】オレンジ、グレープフルーツ
ビタミンCは、最も免疫力を高めるビタミン。体に異物が侵入したときに放出される悪性の化学物質を、溶かしてなくす働きがあります。 ビタミンCを多く含む食材は、オレンジ、グレープフルーツ、イチゴ、トマト、赤いパプリカ、ブロッコリーなど。