「パーカーは着ない。寝転ぶのに邪魔だから」ひきこもり当事者の声に、役者は真摯に耳を傾けた
ステレオタイプを変えていくために
誰もが生きやすい社会とはどういうことか? 働くとはどうあるべきか? 彼らが安心して外に出るためには何が必要なのか? ドラマを通して、ステレオタイプなネガティブイメージが少しでも変化することを期待したいという。 「僕が一番わかりやすく感じたのは、『優しさ』です。自分の考えの外にいる人、理解できない人をつい排除したくなってしまう気持ちは自分にもある。でもそうじゃないんだ、いろんな人がいて社会は回っているんですよね」 「ひとくくりにひきこもりと言ってもさまざまな方がいますし、全部把握できたとはもちろん思っていません。それでも、この国に生きている同じ人間だよってことは忘れないでほしい。このドラマを見た人に、優しさと思いやりを持って一緒に歩いていこうと少しでも思ってもらえればと思います」