PFAS問題を考えるシンポジウム 日米両政府に基地の立ち入り調査を求める
沖縄テレビ
アメリカ軍基地由来の可能性が高いとされるPFASによる汚染問題について、アメリカの平和団体のメンバーが17日講演し、日米両政府に調査を求めていこうと訴えました。 沖縄大学で講演したのは、元アメリカ軍の軍人やその家族などで構成する、ベテランズ・フォー・ピースのパット・エルダーさんです。 県内のアメリカ軍基地周辺で検出されているPFASについてパットさんは、基地内で使用されてきた泡消火剤のほかに、軍用機のエンジンを洗浄する洗浄装置などに含まれ、排水口に日常的に流されてきた可能性が高いと指摘しました。 また、アメリカでの調査などで汚染されている水域に生息する魚から、高濃度のPFASが検出されているとして、人々の健康を守るため日米両政府に対し、調査を求めていくべきと強調しました。 シンポジウムでは、問題の解決には汚染源の特定が不可欠として、基地への立ち入り調査の実現を求める声が相次ぎました。
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