移住相談 LINEで/三沢市がAI活用 「みさわしつじ」が回答
青森県三沢市は、無料通信アプリLINE(ライン)を活用した「MISAWA式移住相談事業」を始めた。人工知能(AI)を使った自動返答システムにより、移住に関する質問に、移住マスコット「みさわしつじ」が回答する仕組み。 市は例年、首都圏などでの移住相談会やイベントを実施してきたが、本年度は新型コロナウイルス感染予防のため見送っている。こうした中でも、移住希望者とつながり、移住促進を図る狙い。相談のほか、住宅取得費用助成など移住に関する情報が更新された場合は、市から通知が届く。 「みさわしつじ」は「三沢市」と「羊」「執事」の三つの言葉に由来する。みさわしつじのデザインと、自動返答システムの開発はいずれも、三沢市出身のUターン者が行った。 市は1月の成人式で新成人に配ろうと「みさわしつじ」マークが入ったマスクを製作。成人式は延期となったが、対象者には記念品と一緒に配るなどして事業をアピールしている。 LINEによる相談事業の問い合わせは市政策調整課企画戦略係(電話0176-53-5111、内線533)へ。